樋口俊光、旧優生保護法について考えた
こんにちは、樋口俊光です。
旧優生保護法下の強制不妊手術問題で被害者に対しおわびと一時金320万円を支給する救済法案が提出されたそうです。
私もニュースでこのことを知ったのですがなんとなく複雑な気分でした。最近障害を持った方やその家族の記事を目にする機会が多いです。差別をなくそうとすることはこれからも続けなければなりませんが中々難しい。
普通学級に入れたい親御さんの気持ちもわかりますがどうしても周囲が合わせてあげたり特別な対応をしなければならないことは多いです。自閉症の子を育てている母親の記事で自閉症の子は嘘もつかないし、素直だし、次に産むとしたらまた自閉症の子がいいとおっしゃっていました。
私はなんとなくこの言葉に違和感がありましたし、別に良いと思うのですが、自閉症の子だから天使のような子供とは限りません。むしろ躾の面ではかなり大変だと思います。どうしても平気で叩いたり、酷いと異性に対する執着により大変ことを起こすこともあります。
障害を個性と呼ぶべきかどうか、何が差別でそうではないのか…大変難しい話です。この旧優生保護法も産んだ子供を育てる責任を持てたのか否か、強制不妊が必要な人もいたかもしれません。
今の世の中、健常者ですらまともに子供を育てられない親もいます。同列ではありませんが子供を産んだらそこがゴールではなくスタートなのでこの今回の救済法案も何か政治的な思惑があるのかなと疑ってしまいます。